位置いちエネルギー

高たかい位置いちにある物体ぶったいがもっているエネルギーを
「位置いちエネルギー」といいます。

高たかい位置いちにある物体ぶったいほど、また物体ぶったいの質量しつりょうが大おおきいほど、大おおきな位置いちエネルギーをもっています。位置いちエネルギーの大おおきさは、下したのように簡単かんたんな掛かけ算ざんで表あらわすことができ、地上ちじょう1mの高たかさにある10kgの物ものと、地上ちじょう2mの高たかさにある5kgの物ものは、同じ位置いちエネルギーをもっています。

音おとエネルギー

物体ぶったいが振動しんどうすると、周まわりの空気くうきを押したり引ひいたりして、振動しんどうが波なみのように伝つたわります。
この波なみが鼓膜こまくを振動しんどうさせ、わたしたちは音おととして認識にんしきします。
このように音おとがもつエネルギーを音おとエネルギーといいます。

運動うんどうエネルギー

動うごいている物体ぶったいは、他ほかの物体ぶったいに衝突しょうとつすることで、その物体ぶったいを動うごかしたり
形かたちを変かえることができるので、「運動うんどうエネルギーをもっている」といいます。

運動うんどうエネルギーの大おおきさは、その速はやさと質量しつりょうによって変化へんかします。
速はやさが速はやいほど、質量しつりょうが大おおきいほど、物体ぶったいのもつ運動うんどうエネルギーは大おおきくなります。

熱ねつエネルギー

熱ねつは体からだを温あたためたり食たべ物ものを調理ちょうりしたり
いろいろなことに使つかわれています。

人々ひとびとは昔むかしから寒さむい季節きせつにたき火びをしたり生なまの肉にくを焼やいたり、熱ねつを使つかって便利べんりな生活せいかつを送おくっていました。現代げんだいでも、ドライヤーや電気でんきポット、電気でんきオーブンのように熱ねつエネルギーを使つかっている物ものが家いえの中なかにはたくさんあります。

光ひかりエネルギー

光ひかりには目めに見みえる光ひかりと見みえない光ひかりがあります。

太陽たいようの光ひかりのように、人間にんげんの目めで見みえる光ひかりのことを「可視光線かしこうせん」といいますが、人間にんげんの目めで見みえない光ひかりもあります。レントゲン検査けんさで使つかわれるエックス線せんや日焼ひやけの原因げんいんになる紫外線しがいせん、暖房器具だんぼうきぐやテレビのリモコンなどで利用りようされている赤外線せきがいせんなどは、わたしたちの目めで見みることができない光ひかりです。