原子力とエネルギーの学習遊園地。

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原子力Q&A
安全性
昭和61年に旧ソ連のチェルノブイル原子力発電所で起きた事故は、どのような状況だったのですか?
旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイル原子力発電所で昭和61年4月、原子炉と原子炉建屋が破壊し大量の放射性物質を放出する事故が発生しました。
   この事故は、外部からの電力の供給がストップし、タービンへの蒸気が供給停止したときに、慣性で回転しているタービン発電機のエネルギーが、発電所内で必要な電源としてどこまで利用できるかを実験しているときに発生しました。
 チェルノブイル原子力発電所は、黒鉛減速炉といい、この炉は特に低出力の状態では、いったん出力が上昇すると、どんどん上昇していくという悪い炉の特性があり、さらに運転員が6項目にわたる重大な運転規則違反を重ねたため、炉の出力が急上昇しました。炉の急激な出力上昇により、多量の蒸気が発生し、圧力管が破裂、燃料棒が破損しました。さらに減速材の黒鉛の火災により一酸化炭素が発生し、これらが爆発して原子炉と建屋を破壊、大量の放射性物質が大気中に放出されたものです。
 消防活動中の発電所職員など31人が死亡し、203人が急性放射線障害を起こし入院しました。(昭和61年8月、ソ連発表)また、発電所から半径30キロメートルの地域の住民約13万5千人が避難しました。
 事故直後からヨーロッパ各地で放射性物質が検出され、福井県でも、昭和61年5月4日から雨や空気中のホコリ、牛乳などから事故による放射性物質が検出され始めました。その主なものはヨウ素131でしたが人体への影響を心配するほどの量ではありませんでした。
 昭和62年5月、原子力安全委員会の同事故調査特別委員会は、わが国の原子力発電所については、反応度事故に対する適切な設計上の対策がなされていることや、安全最優先の考え方のもとに十分な運転管理を行っていることなどから、チェルノブイル事故と同様な事態は起こり得ないと考えられ、わが国の安全対策を直ちに改める事項は特別にないとの報告をまとめました。
 しかし、運転員の操作ミスが原因だったことを他山の石とし、原子力発電の安全確保対策の一層の充実に反映することになりました。

■福井県の原子力 旧チェルノブイル原子力発電所の事故


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