


県と高浜町、関西電力(株)高浜発電所3・4号機の
プルサーマル計画の再開を認める
県と高浜町は1月30日、関西電力(株)から今後の安全確保等に対する取組みと同社の判断で中断していたプルサーマル計画について、再開するための手続きを進めたいとの意向に理解を示しました。西川知事は、「関西電力(株)の取組みが目に見える成果をあげ、県民の信頼を得ていくことが重要」と、関西電力(株)森社長に改めて強く要請しました。
関西電力(株)は、平成16年3月からプルサーマル計画の準備を進めていましたが、同年8月に起きた美浜3号機事故の対応を優先するため、これを中断していました。関西電力(株)森社長は平成19年11月、プルサーマル計画再開に向けた検討に着手したいと表明。この問題に関し、西川知事は同年12月の県議会で、「トラブル低減や高経年化対策、発電所ごとの安全管理などへの取組みが必要」としていました。
これら安全問題に関して西川知事は1月28日、薦田原子力安全・保安院長から説明を受け、国の取組みを確認するとともに、翌29日には、望月資源エネルギー庁長官と面談し、関西電力(株)の取組みに対する国の厳格な確認や、プルサーマル実施に向けての協力要請を受けました。
1月30日、プルサーマル計画の再開に向け、トラブル低減計画などをまとめた報告書を西川知事(右)に渡す関西電力(株)森社長(左)
県が求めた安全への取組み
- 美浜3号機事故への誠実な対応
- 高経年化対策と安全管理の充実
運転開始から30年を経過した発電所の安全対策(高経年化対策)や発電所ごとの特徴を踏まえた安全管理システムの導入 - トラブル低減計画
平成19年8月以降、トラブルが多発していることへの対応 - 耐震安全性の確保等
新潟県中越沖地震等を受け、発電所の耐震安全対性の確保と強化策
資源エネルギー庁(国のエネルギー政策を担当する機関)
- 甘利経済産業大臣の言葉
- 関西電力(株)の取組みの対し厳格な確認を行う
- 原子力の安全確保に万全を期す
- プルサーマルを含め核燃料リサイクルは、限りあるウラン資源の有効活用として重要な政策
- 関西電力(株)のプルサーマル実施は、国の電力政策でも重要
- 県のエネルギー研究開発拠点化計画の推進にできる限り協力 など

1月29日、西川知事に甘利経済産業大臣からの言葉を伝え、プルサーマル実施への協力を要請する望月資源エネルギー庁長官(奥)
原子力安全・保安院(発電所の安全規制を担当する機関)
- 導入を検討している新検査制度で、高経年化対策の強化や発電所ごとの安全性を表す指標の導入を計画
- 安全実績が著しく低下する傾向がある発電所には厳しく対処
- 新耐震指標に基づく耐震安全性の評価を厳格に実施し、国自らも若狭湾で活断層の調査を行う など

1月28日、薦田原子力安全・保安院長(左手前)から国の安全確保の取組みについて説明を受ける西川知事(右)
