


安管協リポート
平成20年1月23日に開催された、第161回福井県原子力環境安全管理協議会の概要は次のとおりです。
定例議題
- 原子力発電所周辺の環境放射能測定結果(平成19年7月~9月))
この期間中、放射線の測定結果や海産生物などの環境試料の分析結果に異常は確認されず、原子力発電所の運転による環境安全上の問題はなかった。 - 原子力発電所より排出される温排水調査結果
美浜町美浜海域(平成19年8月)、敦賀市浦底海域(平成19年9月)で水温分布の測定を実施し、過去の調査実績と同程度だった。 - 発電所の運転および建設状況(平成19年11月~平成20年1月)
この期間、計画外の原子炉停止は2件。
特別議題
- 新型転換炉「ふげん」原子炉補助建屋のコンクリートに係る調査結果について
- 関西電力(株)「トラブル低減に向けた取組み計画」について
主な質疑応答
Q
日本原電(株)敦賀1号機など運転期間が長いものは、原子炉容器の中に入れてある試験片※が残り少なくなっている。試験片がなくなっても運転を継続するのか
A
原子炉容器の監視用試験片は、容器の壁よりも燃料に近い位置にあり、容器の材料が運転中に受ける量よりも多くの中性子を受けている。そのため、取り出して試験した結果は、今後の運転に伴う劣化度合いを事前に把握することになる。敦賀1号機では、試験片をまだ1個保有し、国ではすでに取り出した試験片を再度使うための技術開発も行っており、試験片の数が少なくなることで、すぐに大きな問題になることはない。(県)
※試験片…原子炉容器の健全性を確認するため、運転開始時から容器内に入れてある同じ材料の金属。

発電所の運転状況
(平成20年2月15日現在)

1.敦賀発電所
| 運転中 | 1号機 | 平成19年10月31日から営業運転 |
| 定検中 | 2号機 | 平成19年8月26日から定期検査 |
2.美浜発電所
| 運転中 | 1号機 | 平成19年9月27日から営業運転 |
| 定検中 | 2号機 | 平成19年7月20日から定期検査 |
| 運転中 | 3号機 | 平成19年8月3日から営業運転 |
3.大飯発電所
| 運転中 | 1号機 | 平成19年7月11日から営業運転 |
| 運転中 | 2号機 | 平成20年1月18日から営業運転 |
| 定検中 | 3号機 | 平成20年2月2日から定期検査 |
| 運転中 | 4号機 | 平成19年8月17日から営業運転 |
4.高浜発電所
| 運転中 | 1号機 | 平成19年3月28日から営業運転 |
| 定検中 | 2号機 | 平成19年8月17日から定期検査 |
| 定検中 | 3号機 | 平成19年11月23日から定期検査 |
| 運転中 | 4号機 | 平成19年8月2日から営業運転 |
5.高速増殖原型炉もんじゅ
建設中
平成7年12月8日の2次系ナトリウム漏えい事故以来、停止中
プラント確認試験を実施中
6.原子炉廃止措置研究開発センター
(平成20年2月12日、新型転換炉ふげん発電所から改組)
(平成20年2月12日、新型転換炉ふげん発電所から改組)
廃止措置中
平成15年3月29日に運転終了 廃止措置を実施中
県内の原子力発電所運転実績
平成19年の
発電量は
約740億kWh
平成19年の1年間に県内原子力発電所(13基:合計出力1128.5万KW)で発電した電気の量は約740億KWhです。これは、福井県で1年間に使用している電気の量※の約9倍になります。
また、全国の原子力発電所(55基)で発電した電気の量は約2790億KWhで、福井県はそのうち約27%を占めています。
※福井県で1年間に使われた電気の量/約81.7億KWh


