原子力とエネルギーの学習遊園地。

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原子力情報・データ
№164
サイエンス ちゃんぷる

眼鏡 ~メガネ~


メガネ

   世界の主なメガネの産地はイタリア、中国と日本。 日本のメガネフレームの約95%は福井県で生産され、その技術は世界中から高く評価されています。


■福井とメガネ

   福井のメガネフレーム作りは、明治38年に増永五左衛門が雪の多い冬の農村住民の生活向上のために技術普及を図ったのが始まりです。
   その後、時代に応じた新しい機能や素材をいち早く取り入れ、より品質の高いものを作り出してきました。福井の粘り強い気質による「ものづくり」への努力で現在のような世界的な産地となったのです。



■地球にやさしい素材

   フレームの素材には、いろいろな種類があります。 「メタルフレーム」は従来のニッケル合金から現在はチタンが主流で、形状記憶合金やマグネシウムなども使われています。マグネシウムは、軽くて、リサイクルしやすく地球にやさしい金属です。
   通称「セルフレーム(※)」の素材は、本来、セルロイドでしたが、現在ではアセテートが主流になっています。
   そのほか、高級素材として18金、水牛の角、竹細工、漆器の技術を応用した蒔絵を施した珍しいものもあります。

※非金属のプラスチック素材のフレーム。セルロイドとアセテートは見た目が非常によく似ているが、
セルロイドは硬く、アセテートは軽くて燃えにくい。 珍しい竹フレームのメガネ


■光で清潔になるメガネ

   光触媒(※)の技術を応用したメガネフレームが福井で開発されました。太陽や電灯、蛍光灯の光に当たることで、様々なにおいのもとになる有機物を分解し、汚れのこびりつきやにおいの発生を防ぎます。光の下でかけているだけで清潔になる、なんとも手間要らずなメガネです。

※光のエネルギーを吸収し、別の物質に化学反応を起こさせやすくする物質。


■いろいろな種類のプラスチックレンズ

   メガネのレンズは、ガラスからプラスチックが主流になり、その種類も用途に応じていろいろなものが作られるようになりました。
   遠近両用レンズを進歩させ、遠くと近くだけでなく中間距離も焦点が合う「累進多焦点レンズ」、テレビやパソコンからの電磁波を防ぐ「電磁波防止レンズ」、顔の横からの光も遮る「ハイカーブレンズ」などがあります。
累進多焦点・電磁波防止・ハイカーブレンズ



■何層にもなっているプラスチックレンズ

   プラスチックレンズには、レンズの両面に、キズを付きにくくするハードコート、光の反射を抑える反射防止コート、水やけ(※)を防ぐ撥水コートなどが施されています。

※水滴をつけたまま乾燥させると、表面に残る水の跡。


プラスチックレンズの構造



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