原子力とエネルギーの学習遊園地。

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原子力情報・データ
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原子力トピックス
関西電力(株)美浜発電所3号機2次系配管破損事故の概要と経緯

概要
写真:美浜原発 地図
 8月9日、定格熱出力一定運転中の関西電力(株)美浜発電所3号機(加圧水型軽水炉、電気出力82.6万キロワット)で、タービン建屋の2階にある復水配管が破損、内部を流れる2次冷却水が蒸気となって噴出し、定期検査準備のため同建屋内で作業していた11人が死傷するというわが国の原子力発電の歴史上、最悪の事故が発生しました。
 この復水配管の破損により、蒸気発生器への給水量が減少し、蒸気発生器の水位が低下したことなどにより、原子炉は自動停止しました。
 蒸気として噴出した2次冷却水からは放射能は検出されず、県の環境放射線監視テレメータシステムの測定結果においても、発電所周辺環境への放射能の影響がないことが確認されています。
事故発生の状況
配管破損状況
図:破損状況
 破損したのは、タービンを回し終えた蒸気が水となり再び蒸気発生器に戻る復水系統の配管で、低圧給水加熱器と脱気器の間にある流量測定用オリフィス下流部に位置しています。この配管は直径約560ミリ、厚さ約10ミリの炭素鋼製で、内部には温度約140度、圧力約10気圧の2次冷却水が流れています。
 破損個所は、配管がめくれた状態になっており、厚さは1ミリ前後まで薄くなっていました。

県の対応
 事故発生の第1報を受けた県は、福井大学医学部附属病院、福井赤十字病院、県立病院、公立小浜病院に対して、負傷者が搬送された敦賀市内の2つの病院に専門医を応援医師として派遣するよう要請するとともに、重傷者については、県の防災ヘリコプターで福井大学医学部附属病院と県立病院に緊急搬送し応急措置にあたりました。
 また、現地に職員を派遣して状況確認や情報収集を行うとともに「美浜原子力発電所事故対策本部(本部長=西川知事)」を設置。さらに専門家に要請し、現場の立入調査を行いました。
 なお、負傷者の治療にあたっては、熱傷治療では国内でも実績のある「杏林大学医学部附属病院・熱傷センター」に、知事が直接要請し、専門医から重傷患者の治療方針について助言を受けるなど、できる限りの治療を行っています。
写真:美浜原発
▲8月9日、県が要請した専門家による現場の立入調査
地図
▲美浜原子力発電所事故対策本部会議

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